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無形財産だってよ
財産というのは、単純に有形財産と無形財産とが存在します
有形財産
有形財産というのは、現世だけの財産で、現金だけでなく土地、建物、有価証券、金銀財宝、絵画など地球上に人間として生きていくために必要な財産です。さらに満足感を得るための財産もあって、これらの有形財産を手に入れるために、人間は一生懸命頑張って働いているのです。
しかしこれらの財産は、死ねば置いていかざるを得ない財産です。
有形財産を集めて、貯めて、資産家になって、豪華な家に住んで、金銀財宝を身に付け、有名ブランドの靴・バッグ・衣類も手に入れ、美味いものを食べ、豪華な生活をして、人々に奉られても、世のため、人のために、尽くすことも施すこともしなければ、有形財産は増えても無形財産は減っていきます。
無形財産
無形財産というのは、一言で言うと「徳」です。
徳というのは、形がないので、肉眼では見えません。
徳というのは辞書で引くと、
「精神の修養によってその身に得たすぐれた品性」と書かれてあります。
わかりやすく言うと、世のため、人のために尽くすことの出来るエネルギーです。
次に無形財産比較対照表と言うのを見てみましょう。
上記の表を見てわかるように、人間は死んでしまう時に、無形財産が少ないと、人間は人間に生まれ変わることが出来ません。
じゃあ無形財産が少ないと何に生まれ変わるのでしょう?
どういう人がどんな動物になるのでしょう?
牛馬になる者
家族や仲間が働いているのに、家の中にいて美味い物を食べてゴロゴロして怠けていれば、やがて寝たきりの垂れ流しの病人となるか、野垂れ死にとなるか、とにかく来世は牛か馬にされてしまいます。
蛇になってしまう者
人を恨んだり憎んだり、人を嫉妬したり邪推したり、その上自棄酒を飲んで人に被害災難を与えた者。
働かず怠けて嘘をついて、楽をしながら酒を飲んで酔っ払って財産を潰した者。
人の金銭財宝を騙したり盗んだりしても、見つからず捕まらず世渡りした者。
上のごとき者は、口ばかりで手足の無い蛇になります。
虫になる者
一生懸命働くだけでは、本当の真面目な人ではありません。
働くだけならば蜂でも蟻でも虫でもやっています。
出来ることなら人間になりた~い。
無形財産貯めよう!
無形財産とは、世のため人のために尽くす事の出来るエネルギーです。
人間の無形財産を100とすると、次の牛や馬たちは80くらいで、その次の動物は60くらいで、鳥・魚はそれより少なく、虫はもっと少なくなります。
それでも無形財産は持っています。
人間が世のため人のために尽くせるエネルギーを、無形財産として100と言うことにして、世のためにも人のためにも尽くさず、自分のこと、自分のためと取り込んで、人に損をさせ、人に迷惑をかけていると、「徳」と言う無形財産は次第に減り出して、100から90、90から80へと減っていきます。
そうすると、牛や馬の無形財産と同じになります。
有形財産は沢山持っていても、無形財産が減ってしまったら、人間の姿をしていても、心は動物であると言うことです。
そのような我利我利亡者が、置いていった財産では、残された人達にとっても良い事はありません。
財産争いや、喧嘩の元になり、死んだ後まで人に迷惑をかけるので、益々無形財産は減っていきます。
これを「徳けずり」と言います。
現在の人間は殆どが、無形財産比較対照表の動物に近づいています。
かえって牛や馬の方が、人間の食用になっているので、無形財産は増えて人間に近づいています。
まとめ
人間は死んだら有形財産は持っていけません。
苦労して買った家や土地も全部置いていくことになります。
生きている間に、世のため人のために、施せるだけ施して、無形財産に変えてしまえば、無形財産は霊界に持って行けます。
そして輪廻転生ですから、生まれ変わっても無形財産は付いています。
考えてみると、無形財産は形はないし、重さもなく見えないので取られる心配もありません。
無形財産は沢山作っておけば、得なことしか現れてきません。
徳 = 得 です
輪廻転生ですから、人間に生まれ変わるには、無形財産の徳が必要です。
無形財産が少ないと人間にはなれません。
あなたの来世はどうなりますか?
我利我利亡者のままだと、来世は動物ですよ。
下の図をよく見て考えてくださいね。
人間の輪廻転生
現世で頑張って無形財産を作った牛、馬たちの輪廻転生
来世動物になる人って言うと、人間も動物だという人がいます。
たしかに、生物学的にはそうなんですが、神様が創ったときは以下の通りです。
植物・・・草木藻菌
鉱物・・・物質三態
動物・・・獣鳥魚虫
人物・・・神の子